渓流釣りに特化したストリームチェイサーバックパックの解説になります。
先ずは、釣り用として最も特徴的な点である、フロントポーチについてご説明をはじめたいと思います。
左右に分かれた縦長のポーチ部分は、容量約3リットル×2
釣行中に頻繁に使うものを入れるのに、十分な容量と使いやすさに設定しました。
メインポケット部分には、ルアーを入れるワレットやボックスを入れたり、500mlリットルのペットボトル、行動食、その他釣行中によく出し入れするものを入れてください。
ファスナーが、斜めからラウンドして縦に配されている独自のデザイン。
使っていただくと開け閉めがしやすく、物を出し入れしやすいことがわかると思います。
あえて中で部屋を分けていませんので、ザックリと入れてスッと取り出してください。
ファスナーには、YKKのコイルファスナー(裏使い)に撥水加工を施したものをチョイスしてあります。
水に濡れることが多い釣り用ということで、止水ファスナーを使ってもいいのですが、止水ファスナーはスライダーの動きが重くなるので、通常のコイルファスナーと止水ファスナー両方で試作品を作りフィールドテストをした結果、頻繁に開け閉めする部分には、不向きだという結論に達しました。
そして内部にHOOKストラップを取り付ける為のループを配置。
これはフロントポーチに6か所あるループの好きなところへ、取り付けることができるストラップで、ルアーワレットやスマホなどに接続すると紛失を防げます。
渓流で流れの中に物を落とすと、みるみる流されて回収不可能になりますから・・・
特にルアーワレットを流されると、その日は強制終了となってしまいます。
ここには小物を収納したりスマホなどを入れたりしてください。
また、パラシュートコードのループが付いていますので、お好みで色々ぶら下げても良いと思います。
開閉のためのベルクロは、フラップにモヘアタイプのベルクロを、本体オス側は服などに引っ掛かりにくいタイプをチョイスしました。
通常この手のポケットは、フラップ側にオスを縫付けますが、いくら引っ掛かりにくいオスを使用しても、長年使っていくうちに、少なからずパラシュートコードや縫い目に影響が出るのではないかということで逆にしてあります。
釣りのスタイルは十人十色
色々と工夫して、シックリくる使い方をチョイスしていただけるように、選択の幅を持たせたデザインにすることも作る上で考慮したポイントになります。
続く・・・